auカブコム証券って実際どうなの？メリットデメリットや気になるサービスを解説

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auカブコム証券について

auカブコム証券とは

auカブコム証券とは三菱UFJフィナンシャルグループのインターネット専門の証券会社です。

KDDIグループとのジョイントベンチャー（合弁事業）によって通信技術を駆使した、使い勝手の良い様々な高性能ツールが充実しているとともに、情報量や商品・サービスが豊富なことが特徴となります。

手数料

auカブコム証券では業界トップクラスの手数料の安さを実現しています。

現物株式

10万円	99円（税込）
20万円	198円（税込）
50万円	275円（税込）
100万円	1089円（税込）
200万円	2079円（税込）
400万円以上	4059円（税込）

10万円から50万円の少額取引ではかなりお得になっています。

信用取引

信用取引の手数料は全ての方が0円となっています。

信用取引の手数料が無料なのは主要証券会社の中でもauカブコム証券とSBIネオトレード証券の2社のみとなっています。

フリーETF（手数料無料上場投信）

フリーETFとはauカブコム証券が指定したETF銘柄の現物取引と信用取引における売買手数料が無料となるサービスです。電話での注文も無料となっています。

さらに、自動売買での取引も可能なので相場の変動の応じて自動的に売買することができます。

投資信託

1000本以上の銘柄の購入手数料が0円です。プレミアム積み立てサービスを用いれば月々100円からの積み立てプランも立てれます。

また、NISA口座（少額投資非課税制度）を取り扱っているのでさらにお得に取引することができます。

少額投資非課税制度とは

通常、株式などの金融商品に投資をした場合得た利益や配当に対して約20％の税金がかかりますが、その利益に税金がかからなくなる制度です。新規投資額で毎年上限120万円、累計投資額で最大600万円までのNISA口座で購入した商品は購入した年から5年間課税されません。

サービス

auカブコム証券では様々な形でリスクを管理するリスク管理追求型サービスを提供しています。

自動売買

自動売買とはある条件を設定し、その条件が成立すれば人の手を介さずにシステムが自動で取引を行ってくれるサービスです。

auカブコム証券では多数の特許を取得しており、より良い自動売買サービスを無料で体感できます。豊富にある発注方式の中でも、おすすめのものをいくつか紹介します。

逆指値注文	指定の価格まで下落したら売り、指定の価格まで上昇したら買いとする注文方式です。
w指値注文	指値と逆指値注文がどちらも設定できる注文方式です。利益確保と損切のどちらも実行することができます。
トレーディングストップ注文	逆指値注文の修正が自動でできる注文方式です。株価の下落上昇にかかわらず利益確保や損切ができ、株価が上がった場合は更に利益を追求できます。
時間指定注文	時間を指定して発注や訂正、取消ができる注文方式です。時間までに約定しなければ取消や注文内容の訂正も可能です。
IOC注文	指定した値段かそれよりも有利な値段で、即座に一部あるいは全部を約定できる注文方式です。成立しなかった注文数量はキャンセルされます。

自動通知サービス

メールアドレス（電話番号）を通知連絡先として登録すると、希望した情報を電子メールにて受け取ることができます。

忙しい中でも、注目している銘柄の株価や注文・約定の結果などの情報をまとめて確認できるので安心して取引を行うことができます。

2種類のメールアドレス（電話番号は1種類）まで登録することが可能です。

バックアップ拠点の構築

大規模システム障害や災害等によって通常サイトが機能しなくなったときに利用できる「障害災害時専用サイト（BCPサイト）」を福岡システムセンターに設置しており、通常サイトが機能しなくなってしまってもBCPサイト上から注文を行えるので安心です。

お預かり資産安心宣言

資産は法令に基づいて分別保管をおこなっているため、万が一のことがあってもお預り資産を返還してもらえることが可能です。

また、この分別保管に不足金が発生した場合でも、「日本投資者保護基金」により、利用者ごとに1,000万円まで補償されます。

SLA（サービス品質保証制度）

金融商品取引所における商品の取引の際に、システム障害や事務やオペレーターによるミスによって不利益が生じてしまった場合、差額などが払い戻されて通常通りの状態に修正される制度です。

ツール

auカブコム証券では通信技術などを駆使した高機能ツールが充実しています。

kabu STATION

引用元：auカブコム証券公式ホームページ

kabu STATIONは株価情報などを配信している投資情報ツールです。

独自のビックデータ解析技術や情報サービスを活用して個人投資家としてどのような点に着目するべきかを把握し、適切な銘柄選びをサポートしてくれます。

機能紹介

リアルタイム株価予測

ビックデータを用いた高速計算処理によって、取引が増え始めた銘柄の初動をとらえることのできるサービスです。

四季報

東洋経済新報社の株式情報や企業情報専門誌である｢四季報｣。上場銘柄の近況コメント、財務データや財務指標、業績推移や株主優待情報等を確認できます。

マルチランキング

現在表示している複数項目のランキングに対して、市場区分を一括で切り替え
たり、過去の日にちごとに株価を表示したり、過去のランキングと現在のランキングを並べて比較できるサービスです。

ストップ高安リアルプレアラート

全上場銘柄のリアルタイム情報を高速ビッグデータ処理によって探索し、ストップ高、ストップ安の価格に接近している銘柄を取引時間中にリアルタイムで通知する機能です。

利用料金は月額990円（税込）ですが、以下に該当する場合無料で利用できます。

利用料金無料条件

取引回数が１回以上で翌月の利用料が無料
100万円以上の資産を預けると翌月無料
先物オプション、FX、取引所CFDいずれかの口座を新規開設すると翌月無料
信用口座開設済みの場合永続的に無料

・推奨環境

OS	Windows 8.1以上
ブラウザ	Internet Explorer 11
CPU	Intel(R) Core(TM)i5-6500
空きメモリ	4GB以上の使用可能領域
回線	光回線などの高速回線（有線）
モニター解析度	1920×1080ピクセル　65536色（High Color）以上

EVERチャート

引用元：auカブコム証券公式ホームページ

auカブコムのチャート分析ソフトです。実践的なシミュレート機能や日柄分析や複数銘柄を比較できる比較チャート等で納得のいく取引を行うことができます。

機能紹介

登録可能銘柄数は最大250銘柄

最大250銘柄を登録し、比較を行っていける。ピン留機能で簡単に銘柄を変えることができます。

テクニカル分析

66種類のチャートで高度なテクニカル分析を行えます。

・推奨環境

	Windows	Mac
OS	Windows 8.1以上	Mac　OS X 10.x以降
ブラウザ	Chrome 最新版 Microsoft Edge 最新版 Internet Explorer 11 Firefox 最新版	Chrome 最新版 Safari 最新版 Firefox 最新版
CPU	デュアルコア2GHz以上（i3/i5/i7またはAMD相当）	デュアルコア2GHz以上（i3/i5/i7またはAMD相当）
空きメモリ	Windows32bit : 推奨2GB Windows64bit : 推奨4GB	MacOS : 推奨8GB
回線	ブロードバンド接続（ADSL、光ファイバー等）	Windowsに同じ
モニター解析度	幅1024 × 縦768ピクセル（XGAサイズ）以上	Windowsに同じ
その他設定など	CSSを有効 JavaScriptを有効 Cookieを有効（セッションCookie）ポップアップウィンドウを有効	Windowsに同じ

カブボード

引用元：auカブコム証券公式サイト

最大10ボードまでお気に入りの銘柄を登録でき、ランキングなどを表示できる情報ツールの1つです。

機能紹介

ワンクリック表示

お気に入りの銘柄を一目で確認できるようにボードに分けて好きに分類して登録することができます。現在値、4本値、出来高、前日比、騰落率、気配などの情報が表示されます。

ランキング機能

業種別の銘柄や値上がり、値下がりのランキングなど計45種類のランキング機能が備わっています。これによって目的に沿った銘柄をスムーズに確認することができます。

・推奨環境

OS	Windows 8.1以上
ブラウザ	Chrome 最新版 Microsoft Edge 最新版 Internet Explorer 11 Firefox 最新版
CPU	1GHz以上
空きメモリ	1GB以上
ネットワーク	ネットワークブロードバンド
モニター解析度	1920×1080ピクセル　65536色（High Color）以上

カブボードフラッシュ

最大180銘柄を登録可能です。カブボードと異なり、ボード形式で表示されている株価が自動更新される投資情報ツールです。

機能紹介

リアルタイムストリーミング機能

最大10ボードまで登録できるので自身が見やすいように銘柄を分類するとともに、登録した銘柄の株価情報を自動更新で見ることができます。色を変えることができるので株価の動きを分かりやすくすることが可能です。

ワンクリック発注

値動きを見ながらワンクリックで直接発注画面に進めるため、値動きが大きい銘柄への投資のチャンスも逃さずに行えます。

カブボードフラッシュは無料で利用できるツールです。

・推奨環境

OS	Windows 8.1以上
ブラウザ	Chrome 最新版 Microsoft Edge 最新版 Internet Explorer 11 Firefox 最新版
CPU	1GHz以上
空きメモリ	1GB以上
ネットワーク	ネットワークブロードバンド
モニター解析度	1920×1080ピクセル　65536色（High Color）以上

なお、カブボードフラッシュをiPhoneやAndroidで使用する場合はスマートフォンに適した専用サイトがあります。

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auカブコム証券のメリット

プチ株で無理のない取引を

株取引は通常100株や1000株の取引単位（単元）での売買となります。

しかし、取引単位に満たない1株から売買することができるサービスがプチ株（単元未満取取引）です。

「予算の範囲内で買える株数だけ買いたい」「小額ずつ複数の銘柄に分散投資したい」などといった人には嬉しいサービスです。

また、このプチ株にはプレミアム積み立てサービスを適用できます。

このサービスは毎月好きな銘柄を指定した日に指定した金額で買い続け、プチ株を積み立てていくという仕組みになっており、積立で買付をする場合の手数料は無料です。

また、月々の指定金額は500円以上1円単位で指定することができ、ボーナスに合わせて最大2回の増額設定も可能です。

少額でコツコツと投資を行っていきたい方に最適なサービスといえるでしょう。

手数料割引でさらに安く取引できる

auカブコム証券では、すでに安い手数料からさらに割引を行うことができます。

シニア割引

50歳以上の方全員が対象に。現物株式売買の手数料が満50歳以上満60歳未満の方は2％割引。満60歳以上のお客様は4％割引になります。

・60歳以上の方（4％割引）

引用元：auカブコム証券公式サイト

・50歳以上の方（2％割引）

引用元：auカブコム公式サイト

NISA割引

NISA口座を持っていれば現物株式の売買手数料が最大5％割引に。

割引対象	現物株式
割引率	最大5％
割引条件	auカブコム証券でNISA口座（一般NISA、つみたてNISA、ジュニアNISA）を開設の方

引用元：auカブコム証券公式サイト

株主推進割引

対象となる銘柄をauカブコム証券で購入する際の現物株式手数料が割引になります。

・現物株式（株主推進割引銘柄）

三菱UFJフィナンシャル・グループ	10％
KDDI	10%
中京銀行	10％
ジャックス	10％
池田泉州HD	10%

au株式割

auユーザーの方は、auカブコム証券会員サイトでau IDをご登録することで、どのデバイス・OSからでも、現物株式（プチ株、積立は対象外）の売買で、手数料が1%割引きになります。

引用元：auカブコム証券公式サイト

au割＋

auカブコム証券でKDDI株式を保有していれば、保有株数・保有期間に応じて現物株式取引手数料が0.5％～最大15％まで割引されます。

引用元：auカブコム証券公式サイト

このように、割引サービスを利用すればますます気軽に取引を行うことができるでしょう。

Pontaポイントが使えるたまる

auカブコム証券では日常の生活やauカブコムの資産形成プログラムなどでたまったPontaポイントで投資信託を購入することができます。

また、ポイントで購入した場合も現金購入と同じ扱いなので、売却して現金化もできます。

Pontaポイントとは

au payカードやauサービスに加え、Pontaと提携している全国のお店で「ためて」「つかう」ことができる共通ポイントの事です。提携店舗は22万店舗以上あり、幅広いジャンルのお店で利用できます。

auカブコムの資産形成プログラムとは？

2万円台の少額保有から毎月ポイントをためることができるプログラムです。

月間平均保有額が3000万円以上の場合、100万円未満のポイント加算年率と比較し約5倍ものポイントがたまります。年間のポイント加算上限もないので資産形成をしながらPontaポイントをためることのできるプログラムです。

このように投資信託を購入しながらポイントをためることができ、そのポイントで再び投資信託を購入することもできるお得なプログラムです。

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auサービスとの連携について

auマネーコネクト優遇プログラム

auマネーコネクト優遇プログラムとは、auじぶん銀行とauカブコム証券の2つの口座をauじぶん銀行自動引落（口座振替）で連携することで、2つの口座の資金移動が24時間簡単な操作でできるようになるサービスの事です。

具体的には、取引の際の資金の不足分をカブコム証券口座に自動入金してくれ、取引で使っていない資金はじぶん銀行の円普通預金に自動出金されるというものです。

引用元：auカブコム証券公式ホームページ

さらに、auマネーコレクト優遇プログラムでは円普通預金金利を100倍で提供しています。これはネット銀行の中で最高水準です。

引用元：auカブコム証券公式ホームページ

au PAYアプリでのポイント投資

au PAYアプリでのポイント投資ではたまったPontaポイントで投資信託の購入や、au PAYアプリ上での保有資産の管理ができます。

しかし、積立投資には対応しておらず一括投資のみとなっているとともに、NISA口座（つみたて、ジュニアも含む）での取引にも対応していません。

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auカブコム証券のデメリット

リアルタイム入金に対応している口座が少ない

資産運用も携帯一つで行えるようになった今、入金したいときに自身の口座に携帯からリアルタイムで入金できるリアルタイム入金システムは欠かせない機能の1つとなっています。

しかし、auカブコム証券ではリアルタイム入金に対応している口座が三菱UFJ、三井住友、auじぶん銀行、みずほ銀行の4社しかありません。

他社と比較してみると、楽天証券、SBI証券はともに13社となっており、auカブコム証券よりもかなり多いことがわかります。

このように、今では主要となってきているリアルタイム入金システムですが、auカブコム証券で行う際には指定の4口座でしか行えないのです。

外国株の取り扱いがない

近年では外国株も売買できる証券会社が増えていますが、

auカブコム証券では外国株の取り扱いがありません。

そんな外国株の中でも、米国株式市場は多数の世界的大企業の存在があることなどから優良な銘柄が揃っています。また、近年では急激な経済成長に伴って中国の株式市場も注目されています。

もしも、米国株や中国株の取引を行いたい方はマネックス証券がお勧めです。

米国株、中国株において、取り扱い銘柄数が主要ネット証券で圧倒的一位を誇っていますし、取引手数料も業界最安水準です。

投資金額が大きくなると手数料が高くなる

取引金額が10万円から50万円以下の場合の手数料は99円～275円（税込）とかなり安いauカブコム証券ですが、50万円を超えると手数料が高くなっていきます。

10万円	99円（税込）
20万円	198円（税込）
50万円	275円（税込）
100万円	1089円（税込）
200万円	2079円（税込）
400万円以上	4059円（税込）