そのため、マイルを重視するしてスタートダッシュでマイルを稼ぎたい人にはANAアメックスがおすすめ。
スタートのマイルは多少減っても、後からの安心を重視したい方はJALアメックスがおすすめですよ!
今回はANAアメックスとJALアメックスを比較します。
「ANAアメックス」と「JALアメックス」はどちらも航空会社と提携しているカードです。
どちらもそれぞれの航空会社のサービスを受けられる似たようなカードですが、この2枚には大きな違いがあるのです。
最大の違いはマイルの有効期限!ANAは期限なし

ANAアメックスとJALアメックスには様々な違いがありますが、最も大きな違いは「マイルの有効期間」にあります。
JALアメックスは3年間
JALアメックスは、カードを利用する度にJALのマイルが貯まります。
100円利用ごとに最大1マイルが付与されますが、そのマイルの有効期限は獲得から36か月後の月末までとされており、有効期限を過ぎたマイルは消滅します。
JALアメックスで貯めたマイルは、JALの飛行機に乗れる「特典航空券」と交換することが可能。
JALの特典航空券は片道ずつ交換することができ、国内線なら6,000マイルから、国際線なら10,000マイルから交換可能です。
日本からハワイまでの特典航空券をマイルで交換したい場合、基本マイル数は20,000マイル必要です。
全てJALアメックスを利用して獲得したマイルでまかなおうとした場合、36か月以内に最低でも200万円を決済しなければならないため、かなり意識してJALアメックスを利用しなければならないでしょう。
ANAアメックスは実質有効期限無し

ANAアメックスは、利用ごとにアメックスのポイントシステム「メンバーシップ・リワード」のポイントを獲得することができます。
100円利用ごとに1ポイントを獲得でき、1,000ポイント=1,000マイルと交換することが可能!
このポイントはANAアメックスの付属サービスの一つ「ポイント移行コース」に登録すると、通常2~3年と定められている有効期限が無期限に変更されますよ!
ANAのマイルもJAL同様に、3年の有効期限が設けられています。
しかしANAアメックスなら、有効期限の無いポイントを貯め、必要な時にANAのマイルに交換することで、実質ANAのマイルの有効期限も無期限とすることができるのです!
ANAのマイルもJAL同様、飛行機に搭乗できる特典航空券に交換することができます。
国際線の特典航空券への交換は、必ず往復分が必要です。
必要なマイル数は地域やシーズンにより異なりますが、最も近いエリアでも12,000マイルが必要…。
国内線は片道から交換でき、1区間5,000マイルから交換可能です!
仮に貯めたマイルでハワイ行きの航空券を手に入れるなら、最も少ないマイル数で済むエコノミー・ローシーズンで35,000マイル、ハイシーズン・ビジネスクラスを選ぶと68,000ものマイルが必要です。
これらを3年以内に貯めるとすれば、相当意識してカードを利用しなければなりません。
しかしANAアメックスなら実質マイルの有効期限はないため、ゆっくりと時間をかけてポイントを貯め、手にしたマイルでハワイに飛ぶことができでしょう。
ANAアメックスとJALアメックスのサービスの違い

ANAアメックスとJALアメックスにはマイルの面で大きな差がありましたが、その他の面ではどのような違いがあるか確認します。
違い①:年会費とポイント還元率
ANAアメックスとJALアメックスを年会費・ポイント還元率の面で比較してみましょう。
ANAアメックスの年会費は7,700円(税込)であり、100円利用ごとに1ポイントが付与されます。
このポイントはANAのマイルに変換できますが、変換のためには「ポイント移行コース」というサービスに加入する必要があり、この年間参加費は6,600円(税込)必要です。

JALアメックスの年会費は6,600円(税込)とANAアメックスよりやや安めです。
しかしマイル還元率は通常200円で1マイルと、ANAの半分となっています。
ただし、JALカードのサービスである「ショッピングマイル・プレミアム」に加入すると、100円の利用ごとに1マイルが付与されるようになるため、ANAアメックスと同等の付与率となります。ショッピングマイル・プレミアムの入会には、年会費の他に3,300円(税込)が必要です。
これらを比較すると、100円=1マイルの付与率を実現するためには、ANAアメックスは年間14,300円、JALアメックスは年間9,900円の会費・参加費が必要。
違い②:入会時ボーナス
どちらのカードも入会時に大量のマイル・ポイントがもらえるキャンペーンを展開しています。
ANAアメックスは、入会時に以下の特定の条件を満たすことで、最大40,000マイルを獲得することが出来ます。
▼ANAアメックスの入会ボーナス
●入会3ヶ月以内のカード利用ボーナスポイント
- 入会ボーナス:1,000ポイント
- 10万円のカード利用:2,000ポイント
- 25万円のカード利用:7,000ポイント
- 50万円のカード利用:25,000ポイント
カード入会後3ヶ月以内に50万円のカード利用で、上記の条件がすべて達成されて合計35,000ポイントがプレゼントされるので、とてもお得です。 さらに、通常のポイント5,000ポイントも獲得できるので、合計で40,000マイル相当が獲得可能です!
▼ANAカードの入会ボーナス
条 件 | マイル数 |
---|---|
入会ボーナス | 1,000 |
入会後8月末までに100万円以上利用 | 27,000 |
ANAカードファミリーマイルに参加 | 500 |
小 計 | 28,500 |
合 計 | 46,500 |
※1ポイント=1マイルとして換算

それに対し、JALアメックスの入会時にもらえるボーナスは、条件にカード利用が無い気軽さがあるとはいえ、1,850マイルに留まります。
条 件 | マイル数 |
---|---|
入会ボーナス | 300 |
ショッピングマイル・プレミアム入会 | 500 |
JAL便に搭乗 | 1,000 |
JALカードアプリダウンロード | 50 |
合 計 | 1,850 |
違い③:旅行保険
「旅行のアメックス」と呼ばれるほど、アメックスは旅行に関するサービスが豊富なカードです。
ANAアメックス、JALアメックスももちろん例外ではなく、国内外問わず、旅行に保険が付帯します。
それぞれの保険の内容は以下の通りです。
▼海外旅行保険
ANAアメックス | JALアメックス | |
---|---|---|
付帯条件 | 利用付帯 | 利用付帯(自動付帯) |
死亡・後遺障害 | 3,000万円 | 3,000万円(1,000万円) |
傷害治療 | 100万円 | 100万円 |
疾病治療 | 100万円 | 100万円 |
賠償責任 | 3,000万円 | 2,000万円 |
携行品損害(1旅行) | 30万円 | 50万円 |
救援者費用 | 200万円 | 100万円 |
海外旅行保険はどちらもほぼ同等の内容です。
ANAアメックスが旅行代金をカード決済する必要がある利用付帯であるのに対し、JALアメックスには補償内容こそ下がりますが、持っているだけで効果を発揮する自動付帯の保険メニューも設定されています。
▼国内旅行保険
ANAアメックス | JALアメックス | |
---|---|---|
付帯条件 | 利用付帯 | 利用付帯(自動付帯) |
死亡・後遺障害 | 2,000万円 | 3,000万円(1,000万円) |
傷害入院(日額) | × | 5,000円 |
手 術 | × | 20万円 |
傷害通院(日額) | × | 2,000円 |
国内旅行保険ではANAアメックスは死亡・後遺障害のみ補償しているのに対し、JALアメックスは旅行時のケガに関係する入院や通院、手術にも補償を行います。
JALは腹痛などで病院に行った分についても補償対象!
旅行保険に関してはJALアメックスが一歩リードしています!
違い④:空港ラウンジ

クレジットカードの中には空港のラウンジを無料で利用できるサービスが付帯されているものがありますよ。
ANAアメックス、JALアメックスの両カードにもそのサービスは付帯されており、以下のラウンジを利用することができます。
新千歳空港 | 神戸空港 |
函館空港 | 岡山空港 |
青森空港 | 広島空港 |
秋田空港 | 米子空港 |
仙台国際空港 | 山口宇部空港 |
羽田空港第1ターミナル | 高松空港 |
羽田空港第2ターミナル | 松山空港 |
羽田空港第3ターミナル | 徳島空港 |
成田国際空港第1ターミナル | 北九州空港 |
成田国際空港第2ターミナル | 福岡空港 |
新潟空港 | 長崎空港 |
富山空港 | 大分空港 |
中部国際空港 | 熊本空港 |
小松空港 | 鹿児島空港 |
伊丹空港 | 那覇空港 |
関西国際空港 | ダニエル・K・イノウエ国際空港 |
利用できる空港は同じであり、カード名義本人だけでなく、同伴者1名もラウンジ利用が可能です。
なおJALアメックスのみ、新千歳空港のロイヤルラウンジを利用することができるため、わずかながらJALアメックスがリードしています。
違い⑤:海外旅行サービス
ほぼ互角のサービスを提供しているANAアメックスとJALアメックスですが、ANAアメックスだけのサービスとして「手荷物無料宅配サービス」があります。
海外旅行に限りますが、帰国時に空港から自宅まで、カード会員1名につきスーツケース1個を無料配達してくれますよ!
サービスを受けられるのは成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港の3空港に限られますが、旅行で疲れた体でスーツケースを運ばずに済むのは、非常にうれしいサービスといえるでしょう。
ANAアメックスとJALアメックスは発行会社が違う

ANAアメックスとJALアメックスは似通ったイメージがあるカードですが、実はそれぞれ発行している会社が異なっています。
ANAアメックスはアメリカン・エキスプレス発行

ANAアメックスは、本家のアメリカン・エキスプレスが発行しているカードの一つです。
アメリカン・エキスプレスは海外の航空会社などと提携したカードを何種類も発行していますが、その中で日本国内の企業と提携しているのはANAアメックスだけです。
カードを申し込んだ際の審査もアメリカン・エキスプレスが行います。
アメリカン・エキスプレスは他のカード会社に比べ、過去の金融事故情報を重視しない会社と言われていますよ!
そのため過去5~10年間の間に他社で金融事故を起こしていても、カードを申し込む直近の年収や返済状況が優秀ならば審査に通過できる可能性があります。

- 国際ブランド
年会費 | ポイント 還元率 |
ポイント名 | |
---|---|---|---|
初年度 | 2年目~ | ||
7,700円 | 7,700円 | 0.33%~0.75% | ANAアメックスメンバーシップリワード |
発行スピード | 限度額 | マイル 還元率 |
ETC年会費 |
10日程度 | なし | 0.33%~0.75% | 発行料935円 ※年会費無料 |
JALアメックスは三菱UFJニコス

JALアメックスはANAアメックスと異なり、アメリカン・エキスプレスが発行しているカードではありません。
JALアメックスは、アメックスのブランドを使用して三菱UFJニコス株式会社が発行しているカードである「提携カード」です。
入会時の審査は三菱UFJニコスが行います。
ステータスを重んじるアメックスのプロパーカードよりは審査基準が緩いと言われますが、日本国内のカード会社らしく信用情報を重視するため、金融事故の記録が残っているうちは発行するのは難しいでしょう。
まとめ:ANAアメックスとJALアメックスを比較!

ポイントの有効期限があるのとないのとでは大違いですね!
必要な分のポイントを貯めたあと、マイルに換えればお得に旅行ができます。
飛行機代が浮けば、その分だけ旅行を贅沢にできるかもしれません。
ANAアメックスなら過去にクレジットカードのトラブルがあっても、比較的審査が通りやすいです。
旅行の時にも便利なカードにしてお得に暮らしましょう!
>>ANAアメックス 公式サイトはこちら
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