結論をいうと、店舗にキャッシュレス決済を導入すると、集客は上がります。
むしろ現金のみ決済方法だけでは、将来的に集客が減る可能性もあるんです…。
キャッシュレス決済はブームではありません。
国を挙げて推進している制度です。
そんなキャッシュレス決済が、集客につながる理由を説明します。
キャッシュレス決済の種類について
キャッシュレス決済は大きく3種類に分類されます。
- スマホ決済(QRコード・バーコード)
- クレジットカード決済
- 電子マネー決済
スマホ決済(QRコード・バーコード)

スマホ決済とは、QRコードやバーコードを読み取って支払う決済方法です。
2019年時点では最もキャンペーンが行われている決済方法で、世界で利用されているキャシュレス決済です。
特にQRコード決済が盛んなのは中国で、都心部では利用率は90%とも言われています。
コード決済の最大のメリットは、スマホだけで決済が完結すること。
お札やカードも不要で、スマホ1台で生活することが可能となります。
クレジットカード決済

クレジットカード決済は、世界で最も普及しているキャッシュレス決済方法です。
日本で一番浸透している決済方法はクレジットカードです。
一般社団法人日本クレジット協会の資料によると、平成30年3月末時点でクレジットカードの発行枚数は27,827万枚と、日本人一人当たり2枚以上保有している計算になります。
参考:一般社団法人日本クレジット協会 クレジットカード発行枚数調査結果の公表について
電子マネー決済

電子マネー決済とは、お財布をデジタル化した決済方法です。
有名なのはSuicaや楽天Edyで、チャージ式なので子どもも利用しやすいのが特徴です。
また、クレジットカードやスマホ決済と異なり、カード(又はスマホ)をかざすだけでワンタッチ決済ができるのも魅力の一つ。
JR東日本が発行しているSuicaなど交通系カードは、相互機能があるので、電子マネー対応の鉄道であればどこでも利用できし、日本中に広く浸透しています。
店舗がキャッシュレス決済を導入した集客メリット
キャッシュレス決済は消費者側にメリットが多いです。
<消費者(ユーザー)側のメリット>
- 決済が楽
- 決済によるポイントがもらえる
ただ、店舗側にもメリットがないと導入する気になりませんよね。
店舗側の導入メリットを紹介します。
メリット①:スマホ決済対応による注目度アップ
スマホ決済はPayPayやLINEPayをはじめ、20社以上が競合しています。
各社はスマホ決済のシェアの奪い合いをしているので、毎月多くのキャンペーンでアピールをしています。
アピールする回数が多くなれば、消費者も自然とスマホ決済を耳にすることに。
すると、街中で「PayPay利用できます!」などののぼり旗を見ると、利用できるお店に反応します。
お店は、利用してもらう前に店自体の存在を認知してもらうのが必要です。
通常はチラシや呼び込みでアピールをしますが、その役割をスマホ決済が代わりに行ってくれることになります。
#PayPay 旋風?遂に!
スーパーマーケットの店頭に「#ペイペイ 使えます」のノボリが~!
店長に聞くと「6月から使えるようになりました!」とのこと。三重県内では、スーパーマーケットで使えるお店の第一号だそうです(*^^)v pic.twitter.com/Ayh8DQVtUL— 加納康樹 (@yasuki_kanoh) June 13, 2019
メリット②:消費者はキャンペーンできる店を利用したい
消費者は、「お得」に敏感です。
スーパーで3%値引きの値札が貼ってあるだけでも取り合いになりますし、洋服店はこぞって在庫処分セールを行います。
ただ、お店にとって割引は売上減少に繋がります。
なので、できることなら値引きはしたくありませんよね。
しかし、スマホ決済を導入すれば、スマホ決済の企業が変わりにお得なキャンペーンをしてくれます。
名古屋でラーメンたべてペイペイで払ったら全額キャシュバック😅
もっといいもの食べたら(鉄板)💦💦 pic.twitter.com/8SvOVTZwtm
— Junichi-san (@junichi_kubota) August 8, 2019
店側が行うのは、スマホ決済が利用できることを周知するだけ!
つまり、売上を削ることなく、お客さんを集客することが可能となるのです。
メリット③:個人店ならキャッシュレス決済対応だけで栄える
コンビニやチェーン店なら、キャッシュレス決済を導入していることは珍しくありません。
ただ、個人店ならキャッシュレス決済を導入している店の方が、珍しいのが現状です。
しかし、もしラーメン、店でキャッシュレス決済が導入されていたらどうでしょうか。
「この店PayPay使えるじゃん!」と思うはずです。
飲み比べしてみた
同じ種類ではないからタピオカの比較になるけど、茶バーのタピオカは今まで出会ったタピオカの中で一番の弾力と甘さだった。
それにタピオカを取り扱っている店舗として珍しくキャッシュレスに対応しているのもポイント高い
頼んだのは蜜烏龍ラテだったが烏龍茶のスッキリとした後味 pic.twitter.com/f17EWJvgBS— 亀野夕日@サブ垢 (@Shion4423_Sub) March 7, 2019
来て30分足らずで3杯目なんやけどこれも全部キャッシュレスのせい pic.twitter.com/iqyjq8vpfD
— ばん (@banmtkt) August 18, 2019
友人と一緒に行ったなら話題になりますし、同僚との会話の小ネタにもなります。
また、見逃せないのが、現金支払いが嫌いな人が意外と多いこと。
1万円落とした。
現金持ち歩くの嫌い。
現金持ち歩かなくていい時代にならないかな。
— 平野 いさみ (@isami0908) August 20, 2019
旅先でATM探すの面倒、手持ちの電子マネーでどうにかならんかって時にメルペイ→iD、LINEペイ→QUICPayで使えたの汎用性高くて良かった pic.twitter.com/2CVTmbWpLl
— spicΔ (@spicamusic) August 17, 2019
現金のみの店を意図的に避ける人もいますので、キャッシュレス決済を導入すれば、それらのお客さんを囲い込むことができます。
キャッシュレス決済は導入するのが最も簡単な決済方法
スーパーのレジは数万円もする高価な機材ですが、キャッシュレス決済なら、キャンペーン利用して無料で端末を入手することもできます。
キャシュレス決済専用端末はコンパクト

キャッシュレス決済の専用端末は非常にコンパクトです。
専用端末は手のひらサイズですし、タブレットを利用してもスペースを取りません。
個人店であれば、決済時のみ棚から端末を取り出せば、デッドスペースが無くなります。
対応端末によってはほとんどの決済を網羅している
キャッシュレス決済の端末は、種類によって対応機種が異なります。
1種類のスマホ決済だけを導入するのはもったいないですよね。
端末によっては、スマホ決済、電子マネー決済、クレジットカード決済を網羅している物も存在します。
例えば、エアペイならこれらの決済方法を一つの端末で利用することができます。

キャシュレス決済を利用する人は、複数の決済手段を利用しています。
(SuicaとVisaとd払いなど)
なので、これだけ網羅していれば、キャシュレス決済が利用できないお客さんは、ほとんどいなくなるのです。
決済手数料は現金管理コストと相殺可能
キャッシュレス決済のデメリットとしては、決済手数料があること。
キャンペーン中の手数料は2%台ですが、通常期は3%台の会社が多いです。
現金決済なら、決済手数料はゼロ円。
しかし、現金決済の場合、おつりを用意しなければなりません。
お店の隣に都合よく銀行はありませんので、両替のために移動時間や両替コストが発生します。
また、店内でもおつりが合わなければ再計算は必要ですし、盗難リスクも考慮する必要が。
それらの手間暇と、キャシュレス決済の決済手数料3%を天秤にかけてください。
決して無駄なコストではありません。
むしろ、キャシュレス決済を導入したことにより、トータルのコスト削減をすることも可能です。
集客に一番向いているキャッシュレス決済はスマホ決済
2019年で積極的にキャンペーンを行っているのはスマホ決済です。
スマホ決済は日本で利用され始めてから日が浅いので、認知されるまでの期間は積極的にキャンペーンを行います。
1年以上継続して行われている利用キャンペーン
スマホ決済のキャンペーン広告を見ない日はありません。
- テレビCM
- YouTubeCM
- サイト広告
- コンビニの旗
これだけキャンペーンを行っているのに、利用しないと損した気分になりますよね。
その気持ちが、キャンペーンを継続する理由です。
永続的にキャンペーンが続くことはありませんが、未だに続いています。
消費者にとっては「今のうちに利用しないと損してしまう」気持ちが湧きますので、必然的にスマホ決済を利用したくなります。
そうなれば当然、スマホ決済が使えるお店でお金を使いますので、お店側はスマホ決済を導入しないと顧客が失うのと同じ状況となります。
ネットを通じた口コミが広がりやすい
クレジットカード決済や電子マネー決済が利用できる点をSNSで発信する人はいません。
しかし、スマホ決済はまだまだ利用者は少ないのですが、利用できることを発信する人は多いです。
QRコード決済なんて今の日本に云々といった声も目にするのだけど、ご近所のよく行く喫茶(日本茶)のお店は「お店に入れるの楽だったから」ということでまさかのPayPayとLINE Pay導入。だから小さなお店(個人店)でも導入しやすい、という良さはやっぱりあるとは思ってます。
— おふぃすかぶ.jp (@OfficeKabu) May 5, 2019
キャッシュレス決済の一番のハードルは、導入の手間。
ただ、スマホ決済なら最小限の手間でキャッシュレス決済を導入できます。
個人店の方が率直な感想を呟いていると、リアリティがあります。
会計の時店員に「○円ありますか?」って言われるの煩わしい…なのでうちみたいな小さな個人店でも楽天ペイやpaypayを積極的に導入してる。手数料安くなってるし払う側も店側もキャッシュレスめっちゃ便利ということを実感してる(゚ω゚)
もうね。ラーメン屋すらキャッシュレスでいいとも思う(゚ω゚)— Kenichi.S@PON (@K_Saito313) January 5, 2019
利用者もそうですが、店舗側も利便性を感じられるのがスマホ決済の魅力です。
横レスですみませんが、
8耐の時、
LINE PAYは鈴鹿サーキット系列の売店では
ほとんど使えたようです。— M.Y (@snown_22) August 23, 2019
こういったツイートを見ると、「使ってみようかな」と思いますよね!
店舗に導入するおすすめキャッシュレス決済(スマホ決済)は、店舗向けスマホ決済・キャッシュレス完全ガイド!導入前に必ず確認【ポイント還元で集客アップ】で詳しく解説しています。
ぜひあわせてご覧いただくことで、今、導入すべき決済方法がわかります…!

まとめ:キャッシュレス導入で集客アップ!

キャッシュレス決済の導入での、集客への影響をまとめました。
- 消費者はスマホ決済に反応する
- スマホ決済可能なだけで店の認知度が上がる
- スマホ決済が店の代わりにキャンペーンをしてくれる
- キャンペーンによる集客効果が期待できる
- 現金嫌いの消費者を囲い込める
- 口コミで広がりやすい
キャッシュレス決済は国を挙げての施策です。
今後、現金決済だけの社会となる未来は99.9%ありません。
なので、いつかキャッシュレス決済を導入しなければならないなら、今導入した方がお得です。
なぜなら、今キャッシュレス決済を導入すれば、さまざまなキャンペーンの恩恵を受けれられますので!