JCB CARD RはJCBオリジナルブランドが発行するリボ払い専用カードとして現在注目を浴びています。JCB オリジナルブランドが発行するリボ専用カードはこれだけで、ポイント還元率が2%と通常のカードと比較しても、圧倒的に高いです。
しかし、リボ払いというものになんとなく「怖い」といったイメージを持っている人も少なくないのではないのでしょうか?
この記事では、JCB CARD Rの基本的な特徴、メリット、デメメリットのほかにも、支払い方のコツ、キャッシングの可否について網羅的に解説していき、リボ払いに対する不安をとり除いていきたいと思います!
JCB CARD Rの基本スペック、審査について
まずは、JCB CARD Rの基本スペックについて見ていきましょう!
JCB CARD R は「リボ専用カード」でクレジットカードの年会費だけでなく、ETCカード、家族カードも永年無料なのに、ポイント還元率が通常のカードの4倍で非常にお得なクレジットカードです。
基本スペックについて、以下表にしてまとめましたのでご覧ください。
JCBカードRの基本スペック
入会基準 | 18歳以上で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方。
または高校生を除く18歳以上で学生の方でも可能 |
年会費 | 無料 |
上限金額 | 0~200万 |
発行所要日数 | 最短3営業日 |
海外旅行損害保険 | 2000万円 |
ポイント還元率 | 2% |
また、18歳以上なら大学生でも作れるクレジットカードで、さらに最短三日でカードを受け取れるので、すぐにクレジットカードがほしい人や今月手持ちの現金を持ち合わせていない人には魅力的なカードです。次はどのように申し込むのか?という点について深堀していきます。
JCB カードRの申請方法
JCB CARD RはWEB入会限定のカードなので注意が必要です。また、申し込み時にはインターネットでお支払い口座の設定を行うため、まずは必要となる以下の書類を準備しましょう。
- インターネットバンキング契約カード
- キャッシュカード
- 預金通帳等
ちなみに、インターネットバンキング契約カードは 登録する銀行の口座によって記載方法が違うので確認が必要です。
JCB CARD Rのメリットデメリット
ズバリ、JCB CARD Rは審査が不安でなおかつ、支払いのコントロールをしたい人にとって、最適なカードです。また、ポイント還元率が4倍となることからも一般的なカードと比べて非常に高いので、ポイント還元を狙っている方にもおすすめのカードといえます。
ただ、リボ手数料が発生するので注意してください。
以下箇条書きでメリットデメリットについてまとめてみたのでご覧ください。
メリット
支払いのコントロールができること
お支払いが自動的にリボ払いとなるため容易にお支払いコントロールができます。さらに、お支払いコースが「通常」コースと「ゆとり」コースに分かれているので、今月の支払いがピンチな人も簡単にお支払いできます。
こちらについては、リボ払いでも困らない2つのコースで解説してありますのでこちらをご覧ください。
一方で、JCBの一般カードやJCB CARD Wはお支払いのコントロールがしにくい仕様となっています。
なぜなら、これらのカードではリボルビングへの変更を行う場合は会員制サイトであるMY JCBにアクセスしなければいけないからです。
そのため、お支払いのコントロールをリボ払いなしでも行える方には、JCB CARD Rと同じくオリジナルブランドであるJCB CARD Wがお勧めです。
ポイント還元率が高いこと
ポイント還元率については通常のポイントカードの4倍つきます。JCBの一般クレジットカードは1000円につき1ポイントですが、JCB CARD Rは1000円につき4ポイントつきます。
またJCB特約店で購入した場合は追加でポイントがたまりますので必見です。例えばアマゾンやセブンイレブンで利用すれば通常の3倍ポイントが付きます。また、東武やビックカメラで利用すると通常の2倍ポイントがつきます。特約店はほかにもたくさんありここでは紹介しきれないため、詳しくはこちらをご覧ください。
海外旅行にも最適な付帯保険
JCB CARD Rなら海外旅行傷害保険が最高2000万円、海外のショッピングカート保険が100万円付帯しています。さらに、海外でのキャッシング一回払いにも対応しています。
そのため海外で購入した物品の盗難、破損のサポートを受けることができる上に持ち合わせの現金がなくなったときなどにも使えます。
このようなことから、支払いをコントロールしたい人やポイントを普通のカードよりも貯めたい人、海外旅行を検討している人には非常におすすめできるクレジットカードです。
デメリット
これから説明するデメリットはこのカードを使う上での要となりますのでよく確認しておきましょう。
リボ払いしか使えない
前述したように、JCB CARD R は「リボ専用カード」となっており、仮に一回払いと指定してもリボ払い扱いとなります。つまり、お支払いが指定している月々の金額を超えると自動的に翌月に持ち越しになります。
その場合リボ手数料が賦課されるので、注意しましょう。
一方でリボ払い限度内のショッピングでしたら手数料はかかりません。しかしこの場合、リボ手数料を利用しておらず、ポイント還元が6倍ではなく4倍になってしまいますので注意が必要です。
使い方によっては完済に時間がかかる
そもそも、リボ払いとはリボルビング払いの略称のことで毎月支払い額を固定してそれに手数料を賦課する制度です。
つまり総支払額が10万円あったとして、月々の支払いを5000円に設定すると、手数料を考慮しなくても、完済に20か月かかります。わずか10万円の借入でも、返済に20か月かかってしまい、さらに手数料が残額に賦課されるという観点からも、多額の借入を検討している人にはお勧めできないカードです。
しかし、総支払金額が多くなる人でもリボ払いをうまく使えば、手数料をに安く抑えて最大限にJCB CARD Rを活用する方法があります。次項ではそのことについて解説していきます!
リボ手数料を安く抑えるコツ
リボ払いの手数料を減らす方法はできるだけ早く返済することに限ります。なぜなら、JCB CARD Rの手数料は年利15%で日増しで増加していきます。一か月で約1.2%の手数料がかかります。
ここで、定額コースとまとめて返済した場合の違いについて解説していこうと思います。シミュレーションでは以下のサイトを参考にしました。ショッピングリボ払いのシミュレーション
まず支払いを以下のように設定してみます。

これをシミュレートすると以下のようになります。

このシミュレートから、わずか15,000円の借り入れでもリボ払いで定額を払い続けていたら、手数料が10,177円かかってしまうことがわかります。
一方で、まとめて翌月に返したらどうでしょうか?
手数料は、月割りで約1.2%ですので、手数料は150,000×0.012の1800円で済みます。
このようなことからも、早ければ早いほど手数料は安いことがわかりますね!
ちなみ増額して支払うためには、MY JCBで支払金額の指定が必要です。指定すれば残高全額または一部をまとめて自動的に振替できます。
変更締切日はお支払い口座によって違います。下の画像通り締切日は月の第一週を目安にしておくとよいです。なお、あおぞら銀行、新生銀行、信用組合、信用金庫などの口座でクレジットカードをご利用されている方は「一部金融機関の変更締切日」となります。
次項ではJCB CARD Rのリボ払いの決済システムについて解説していきます。
リボ払いでも困らない提供する二つのコース
JCB CARD Rではリボ払いで支払いに困りたくないという人向けに「ゆとりコース」と「標準コース」といった、二つのコースを提供しています。

このように、標準コースとゆとりコースでは支払いの月々の金額で大きな違いがあります。ゆとりコースにすると借入額が百万円を超えても月二万で済むので、支払いにだいぶ余裕が出ることがわかります。
さらに、JCB CARD R にはあらかじめ決められた金額を支払う「残高支払いコース」と「残高スライドコース」が用意されており、利用残高が減れば月々のお支払い元金が減るので返済の負担も軽減されます。
ただ先ほど述べたように支払いが長くなればなるほど手数料が高くなるので注意が必要です。
JCB CARD はキャッシングできる?
結論から述べると、JCB CARD Rは「キャッシングの枠を設定」と「増額」を行うことができます。カードの裏面に記載してあるサポートデスクに電話するか、会員制WEBサイトであるMY JCBでしゅうせいすることができます申請をすることでキャッシングの利用が可能です。
ただし、キャッシングは貸金業法によって決まっているため、他社の借入額と合わせて年収の1/3が上限です。また、年収がゼロ円の方はキャッシング枠が申請できないので注意が必要です。
まとめ
JCB CARD Rはお支払いをコントロールしたい人にとって、お勧めのクレジットカードです。 CARD Rは「まとめて返済制度」や「標準コース」と「ゆとりコース」などをうまく使いこなせば、リボ払いの手数料をも凌駕するようなコストパフォーマンスを発揮するカードです。