FX初心者
のがたか
そんな疑問に答えます。
本記事の内容:
これからくりっく株365を運用しようと思っている方へ
- くりっく株365のデメリットとリスクを解説
- 店頭CFDのGMOクリック証券と比較!
今回は、くりっく株365のデメリットやリスクにフォーカスして解説していきます。
デメリットやリスクは始める前には絶対に確認しておきたいところ。
また、くりっく株365は取引所CFDと呼ばれ、対にあるのが店頭CFDです。
店頭CFDの中でも有力なGMOクリック証券とも比較していきます。
結論を言うと、コスト面やトレードのしやすさで言えばGMOクリック証券に軍配が上がります…!
本記事を読んでぜひ参考にしてください。
タップできる目次
くりっく株365:デメリットとリスク
さっそく、くりっく株365のデメリット・リスクを確認しましょう。
- 取扱銘柄が少ない
- 金利がかかる
- スプレッドが広い…。
- 配当金以上に売買差損でマイナスになる可能性がある
- ロスカットされるとマイナス
デメリット①:取扱銘柄が少ない
くりっく株365の銘柄は4つのみです。選択肢はかなり限られてしまいます。
もっと多くの銘柄で取引したいと思った方は店頭CFD(GMOクリック証券)で取引すればOKです。
くりっく株365(取引所CFD)と店頭CFDの違い:
CFD取引には2つの取引方法があり、今回紹介している方法はくりっく株365(取引所CFD)です。
もうひとつ店頭CFDと呼ばれるものがあり、銘柄数やスプレッドは店頭CFDの方が有利です。
ですが、配当金がなかったり為替の影響を受けたりというデメリット部分もあります。
デメリット②:金利がかかる
実は2017年12月までは金利がかかっていませんでしたが、12月19日以降、金利相当額をいうものが毎日引かれる仕様に変更になりました…。
それまではNYダウでも配当金目的の投資ができていたのですが、これをきっかけに配当金と金利がほぼ同額になってしまいNYダウでは終了。
とはいえ、FTSE100ではまだ年間23,000円程度の配当金が得られます。
配当金目的ならFTSE100を運用すればOKです。
デメリット③:スプレッドが広い
くりっく株365の大きなデメリットが取引手数料がかかること、スプレッドが広いことが挙げられます。
手数料はだいたい153円程度(片道)
2019年5月現在、スプレッドがかなり広がっています…。
FTSE100は40円前後のスプレッドがあります。
つまり、買った瞬間に-4,000円前後からのスタートとなってしまいます…。
※くりっく株365ではどの証券会社を使ってもスプレッドは同じ。
対して店頭CFDであるGMOクリック証券は取引手数料はかからず、スプレッドもかなり狭いです…!
スプレッドは1ポンド前後。
コスト面では店頭CFDに軍配が上がり、GMOクリック証券が優秀です。
くりっく株365:リスク
リスクは、くりっく株365だけに限った話ではなく投資をする限り必ず発生しますが、くりっく株365でよくあるリスクをまとめました。
リスク①:配当以上に売買差損でマイナスになる可能性がある
くりっく株365のFTSE100で配当を狙った投資をしていくとどんどん配当がもらえます。
※年間1枚あたり23,000円程度。
ですが、もちろん価格変動があるものなので、配当以上に売買差損が発生しマイナスになる可能性があります。
【4週目の配当投資(株価指数CFD:FTSE100)】
金利を上回りプラス配当です。今週は+1,356円、累計+1,786円
ロスカットされずに運用すれば年間23,000円くらいの配当になる予定。 pic.twitter.com/pij4izoInD— のがたか@30代運用男子!! (@noggylog) 2018年11月17日
ぼくの今の実積ですが、配当金では+1,800円ほどですが、ポジションの含み損で-3,100円となっていてトータル-1,300円ほどのマイナスです。
なので、今、すべてのポジションを決済したとすると、-1,300円のマイナスが確定します。
この含み損の大部分が先ほどお話したスプレッド分。
なので短期で考えるとかなり不利ですね…。
リスク②:ロスカットされる可能性がある
くりっく株365は証拠金取引(レバレッジがかかっている)のでロスカットが発生する可能性があります。
ロスカット率は各社によってマチマチ。以下参照です。
証券会社 | ロスカット率 |
岡三オンライン証券 | 50%〜100%(選択可) |
マネックス証券 | 100% |
SBI証券 | 70% |
必要証拠金ギリギリで運用していると、少しの価格変動ですぐにロスカットされてしまうので余裕を持ったほうがいいです。
ですが、余裕を持ちすぎても資金効率が悪くなるという面もあるのでバランスが大事。
もしくはロスカットされそうになったら追加入金できるような現金も確保しておくといいですね。
くりっく株365とGMOクリック証券を比較!
デメリット・リスクを把握したところで、店頭CFDでもっとも有名なGMOクリック証券と比較してみましょう!
▼くりっく株365とGMOクリック証券のスペックを比較
取引所CFD(くりっく株365) | 店頭CFD(GMOクリック証券) | |
取扱銘柄数 | 株価指数:4銘柄 | 株価指数:10銘柄 他126銘柄 |
レバレッジ | 最大30倍程度 | 最大10倍 |
取引コスト | 手数料+スプレッド | スプレッド(手数料無料) |
為替影響 | 受けない | 受ける |
税制 | 申告分離課税(20%) | 申告分離課税(20%) |
GMOクリック証券がおすすめな理由:
- スプレッドが狭い
- 取引単位が小さい
- 配当金(価格調整額)が受け取れる
デメリット:
- 為替の影響を受ける
- レバレッジが低い
このような点があげられますね。
特にスプレッドはくりっく株365より大幅に縮小できます。
取引手数料無料 & スプレッドが狭い
前述しましたが、店頭CFDであるGMOクリック証券は取引手数料はかからず、スプレッドもかなり狭い!
スプレッドは1ポンド前後。
コスト面では店頭CFDに軍配が上がり、GMOクリック証券が優秀です。
取引単位が小さい
くりっく株365では1枚からの取引でしたがGMOクリック証券ではその1/10、0.1枚から取引可能。
くりっく株365よりも少ない資金ではじめることができます。
配当金(価格調整額)が受け取れる
店頭CFDのGMOクリック証券では年4回にはなりますが、配当を受け取ることができます。(価格調整額と呼ばれるもの)
▼GMOクリック証券:過去配当状況
2018年は、1枚あたり年間3,711円となります。
例として、FTSE100(イギリス100)をくりっく株365とGMOクリック証券で受け取れる概算配当金を比較していきます。
取引所CFD | GMOクリック証券 | |
2018年配当金 | 23,000円 | 3,700円 |
想定利回り(レバ1倍時) | +3.3% | +3.5%※2 |
想定利回り(フルレバ) | +88.4%(28.7倍) | +36.0%(10倍) |
補足説明
※:配当額が少なく見えるのは、1枚あたりの約定代金に違いがある為。
約定代金の計算式は、【取引価格×英ポンド円為替レート×0.1】
つまり、2019年5月現在では、
7,264円(取引価格)×140円(ポンド円) ×0.1 = 101,696円(約定代金)
この約定代金ももとにしてレバ1時の利回りは、以下の計算
3,700円(年間配当)÷ 101,696円(約定代金) = +3.6%(利回り)
現在の計算では配当の利回りは同じくらい、むしろ店頭CFDの方が少し高いですね。
プラスしてスプレッド分を加味するとトータルで優位に立てる。
ですが、GMOクリック証券で取引する場合、以下の点がデメリット&注意点です。
為替の影響を受ける
くりっく株365は円取引になるため為替の影響を受けませんでしたが、GMOクリック証券ではポンド円の取引レートの影響を受けます。
つまり、本来のパフォーマンス以外のところで価格が変動しパフォーマンスが変わってきていまうということ。
利益が増える場合もあれば、減る場合もある。読めない部分は大きくなりますね。
最大レバレッジが低い
くりっく株365の最大レバレッジは30倍を超えているのに対し、GMOクリック証券は10倍まで。
資金効率の面では悪くなってしまいます。
事実、ぼくの運用でも価格が落ちてくると10倍以上のレバレッジになっていることもあるのでこのまま運用すると、ロスカットになってしまう可能性も。
仮に今からGMOクリック証券に乗り換えるなら買い増しタイミングや証拠金に対しての保有数を検討する必要がありますね。
ただ、最小取引単位が小さいので細かい枚数調整は可能です。
GMOクリック証券はおすすめ
これからNYダウや日経225、FTSE100をはじめようと思っている方はGMOクリック証券がおすすめです。
NYダウや日経225のトレードには最適
ここまではFTSE100の投資に限った話でしたが、NYダウや日経225のトレードには最適です。
実際にぼくもGMOクリック証券でNYダウや日経をトレードしています。使い勝手にまったく問題はありませんよ。
のがたか

トレードでけっこう利益出てます!
ダウショート指値にかかって決済されてた
もっと利確先でもよかったけど良き。
ここからは様子見しまっす
枚数減らして長めに持つかな pic.twitter.com/LW0Df1OoVw— のがたか (@noggylog) 2019年5月13日
GMOクリック証券をもっと詳しく知りたいなら、GMOクリック証券のメリット・デメリットをレビュー!をご覧ください。
【参考】くりっく株365のルール変更で長期保有不可に
くりっく株365で長期保有できなくなる?
先物みたいに限日つくるから強制決済かなんーFTSE100の配当もらい続けるのが厳しくなったねこりゃ
先送りにしてる課税もそこでかかるし取引所株価指数証拠金取引における現行商品の上場廃止と新商品上場についてhttps://t.co/Q8Xsu8dsrW
— のがたか (@noggylog) 2019年5月24日
くりっく株365でルールが変わることになりました。
これまで保有ポジションは無期限保有可能でしたが2021年3月をもって上場廃止、2021年3月で強制決済となります。
今後は2020年9月に1年に1度だけ限日取引を対象株価指数で決済する新商品を上場する予定です。
2021年3月以降は無期限保有は不可になり長期的に保有することができなくなりました。
つまり、FTSE100の配当を目的とした”長期保有”による配当投資は事実上、不可ということです。
このことからもGMOクリック証券がいいかなあと思っています。
まとめ:くりっく株365とGMOクリック証券と比較!
今回はくりっく株365のデメリットやリスクを解説しました。マイナスになる可能性もありますし、不利な条件もあります。
なので、店頭CFDであるGMOクリック証券はおすすめです。
スプレッドは狭く取引単位は小さいので少額でも始めることができますよ。
無料で登録、これからはじめるにはGMOクリック証券でOKです。


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