「初心者がFXをやるときは、まず「ドル円」をやるといいよ」
なぜ初心者はまず「ドル円」からやるのがオススメなのか??をまとめました(`・ω・´)!
タップできる目次
日本円がFX初心者におすすめ理由4つ
FXをやるならまずは「ドル円」がオススメな理由は、以下になります。
- 円が自国通貨なので馴染みがあるため
- 円は安全通貨なため
- 値動きが小さいから
- ドルは世界の基軸通貨だから
順に詳しく見ていきましょう!
日本円が自国通貨なので馴染みがあるため
まず、円は私たち日本人が最も馴染みのある通過です。
「慣れているため、扱いやすい」
というのがまず1つ目の理由です。
10,000円の利益・損失が自分の資産にどの程度影響を及ぼすか?といった感覚は、やはり長年扱っている通貨が捉えやすいですよね。
円は安全通貨
円は、スイスフランと並んで「安全通貨」と言われています。
安全通貨とは、世界のどこかで危機が起こった時に買われる通貨ということ。
中立国・スイスの通貨や経済的に安定した国の通貨などがその対象になります。
スイスフランだけでなく、ドルやユーロも安全通貨といって良いでしょう。
安全通貨はリスクオフ通貨と言われます。
近年までは、「有事のドル買い」という言葉があるように、何か有事があった際にはドルが買われる傾向にありました。
しかし、最近では「有事の円買い」と言われ、日本円が買われる傾向が高まっています。
値動きが小さい
ドルも円も、世界を代表する通貨です。
ドル円の通貨ペア取引総量としては、ユーロドルについで第2位となっています。
世界の多くの人が注目している通貨ペアは、値動きが比較的小さくなる傾向にあります。
取引量が多いということはそれだけ市場参加者が多いということなので、投機筋が参入してきて資金と投じても、大きく影響しないためです。
比較的安定しているので、テクニカル分析なども機能しやすいといえます。
金利の高い国の通貨ペアなど取引する人が少ない通貨や値幅(ボラティリティ)が大きい通貨は、変動が大きく初心者には難しい。
ドルは世界の基軸通貨
ドルは、世界の基軸通貨です。
米ドルの力は弱くなっている、と言えどまだまだ米ドルというのは世界で最も影響力があり最も多くの人が注目しています。
米ドルが直接は関係していない「ポンド円」や「ユーロ円」を取引するにしても、ドルが基軸通貨なので必ず影響を受けています。
なので、ドルはチェックするようにした方が良いのです。
ドルが絡む取引でも、絡まない取引でもどのみちドルはチェックしなくてはいけません。
そういうことであれば、初心者のうちは最初から「ドル円」を取引するのが効率が良いということです。
また、大国アメリカの情報は入手しやすいので、取引の際の判断材料がたくさんあることも利点です!
経済指標を元にしたドル円トレード
経済指標を見てトレードをするのは、いわゆる王道のファンダメンタルズ分析を元にした正統派のトレードと言えます。
いろんな手法がありますが、経済の基本中の基本を抑えながらのトレード手法を知っておくことは損はないし、手堅く稼いでいけそうですよね。
なぜドル円?
通貨ペアは色々とありますが、なぜ経済指標を参考にしたトレードでドル円がFX初心者にとっていいかですが、ドルやユーロは、日本円のような使われ方はされていないので経済指標の結果が影響してきます。
※日本の経済指標はあまり通貨に反映してこないため気にしなくていい。
その理由は、円は安全資産と言われており、政治や経済に不安要素が出てくるとリスクオフとなり円が買われます。
また、円キャリートレードが行われていたりするため円がよほどインパクトのある日本の経済指標でないと反応しないということで、円の経済指標をあまり考えなくていいからです。
例えばユーロドルだと、ユーロとドル両方の経済指標を考えながらトレードするのですが、円が実質経済指標をそこまで重要視しなくていいため、円以外の通貨の国の経済指標を見て考えればいいわけです。
そう考えるとクロス円がわかりやすくていいですね。
ドルは現在でも世界の基軸通貨。日本にとっても日本円以外に次になじみがあるのがドル。
ドルはアメリカの経済指標に素直に動く傾向があります。
また、ユーロやポンドも結局基軸通貨のドルに影響を多少なりともされます。
そうすると、ユーロを見る時に欧州の経済指標と一緒にアメリカの経済指標も見ながらやらないと行けなくなるため手間や考えることが増えます。
そのため、「ドル円」がFXの初心者~中級者にはおすすめなのです!
具体的な経済指標の読みとり方
ドル円で具体的にどうやって経済指標を読み取っていけばいいか解説します。
まず、外為ドットこむの月間指標で大まかにその月にどんなイベントがあるか確認し、休場日をチェック。
例えば2018年3月30日はキリスト教の祭日のため、ニューヨーク市場が休場です。
次はYJFX!で経済指標の確認です!
アメリカの経済指標を確認して、その中でも星が2つ以上の指標を探します。
指標の発表日・発表時間を確認し、その当日の発表時間の2~3分後に「結果」の欄に数字が更新されます。
その数字が「予想」よりも良かったか、悪かったかを見てトレードします。
▼経済指標カレンダー
- 発表日
- 発表時刻
- 国
- 指標名
- 重要度
- 予想とその結果
- 前回との比較
上記が表にまとめられています。
エントリー方法
例:3月24日10時30分にアメリカの重要な経済指標の一つ「新築住宅販売件数」があったとします。
2月新築住宅販売件数です。この予想が50万件だとします。
結果が10時32分ごろに結果が出ます。結果60万件でした。
そうすると予想よりも+10万件多いですよね!
そしてもう一つ見るべき数字が、「前回(修正)」の数字です。
これが65万件だったとします。
今回の結果が60万に対して前回が65万。前回比が-5万件ですね。
そうすると、
- (予想)50万件→(結果)60万件だったので+10万件
- でも前回比-5万件なので、-5万件+10万件=+5万件
という結果です。
そうすると、結果プラスなのでドルが強くなるということになります!
ドルが強くなるということは、円安ドル高になる可能性がある。
ということは、この経済指標の結果が出た瞬間ロングでポジションを取れば利益が取れるかも!ということになります!
利確
利確は基本的にテクニカルを見て決めていきます。
5分足もしくは10分足のチャートで経済指標前のチャートで支持線抵抗線を引き高値安値を把握、また移動平均線などを使いトレンドを見ておきます。
支持線抵抗線を引いておくとどの辺で跳ね返る可能性があるか?
という一つの基準がわかるので、今回の例だと円安ドル高になると思ったのでロングでエントリー。
予想通り上がってきたら、支持線のところに来たくらいで決済をするのが一番確実ですね。
アメリカの政策金利の推移
アメリカの政策金利の推移を見ていきましょう。
- 2008年12月から2015年11月まで0.25%
- 2015年12月0.50%
- 断続的に利上げが続き2019年1月には2.00%
- 2019年7月に2.25%と利下げ
- 2019年12月1.75%
金利の上昇が続き、現在は利下げ傾向になっています。