ネットで「外為ジャパン」について、聞いたことはあるけどサービスはよくわからないといった人が多いと思います。
星の数ほどあるFX会社の比較や、特徴をつかむのは非常に大変であると思いますが、今回は、「外為ジャパン」についてメリットデメリットについてわかりやすく解説したうえで、最終的にはお勧めの運用方法について言及していきます。
この記事で分かること:
外為ジャパンとは何か
外為ジャパンの使える機能
外為ジャパンのメリットデメリット
外為ジャパンはどのような人に向いているのか
外為ジャパンはどのプラットフォームで提供されているのか
タップできる目次
外為ジャパンとは
外為ジャパンとはDMM証券が運用しているFXプラットフォームで、取引システムにおいてDMM FXと大きく異なることはありません。
(外為ジャパンFX PRO|【FX・外為】FX取引の外為ジャパン|世界とつながる、未来が広がる。)
このように、UXに関しては左上の会社ロゴが違うだけでプラットフォーム上で使える機能は大差ありません。
ただし、スプレッドなどFX会社が提供するサービス面ではDMM FXと違う側面もあるので、強みや基本スペックを紹介した後にDMM FXとの違いについても解説していきたいと思います。
外為ジャパンの強み
外為ジャパンは、以下の4点で強みを持っています。
外為ジャパンの強み:
- 1000通貨単位からの取引が可能
- 24時間の安心サポート
- クイック入金約340金融機関対応
- 手数料無料
本項ではこれらについて深堀をしていきたいと思います。
1000通貨単位からの取引が可能
外為ジャパンでは1000通貨単位から取引することができるので、最低必要証拠金が10,000通貨から取引を行えるところに比べて、少ない証拠金で取引を開始することができます。
外為ジャパンで必要な0.1Lot(=1000通貨)あたりの証拠金は以下の通りです。
(1000通貨取引について|【FX・外為】FX取引の外為ジャパン|世界とつながる、未来が広がる。)
このようなことから、外為ジャパンは「手持ち資金が少ないけどFXを始めたい人」にはお勧めです。
24時間の安心サポート
外為ジャパンFXでは取引に関する様々な疑問やトラブルを、平日24時間いつでも電話やメールでお問い合わせをすることができます。
そのため、深夜帯にFX取引で悩んだとしても安心してトレードについて相談し悩みを解決することができます。
クイック入金340金融機関対応
(外為ジャパンの強み|【FX・外為】FX取引の外為ジャパン|世界とつながる、未来が広がる。)
外為ジャパンFXでは、クイック入金において、上記金融機関以外に約340金融機関対応しています。
クイック入金では、平日は勿論、土日祝祭日も原則24時間いつでもPC、モバイルから入金することができ、「手数料無料(会社負担)」で利用することができます。
そのため、FXをやる際、「リスクを鑑みて少しずつお金を入れてトレードしたい人」も手数料を気にすることなく、入金することができます。
手数料無料
多くのFXでは売り買いの差額である「スプレッド」のほかにも「売買手数料」がかかりますが、外為ジャパンFXではすべての取引において、手数料がゼロ円です。
また、口座開設の時や口座開設の際は勿論、口座維持の際にも手数料がかからないため、手数料を気にせず取引を行うことができます。
まとめ
このようなことから、外為ジャパンは、「1000通貨単位からの取引が可能」、「24時間の安心サポート」、「クイック入金約340金融機関対応」、「手数料無料」の4点に強みを持つFXプラットフォームであることがわかります。
次にスプレッドや通貨ペアなど外為ジャパンの基本スペックについてみていきましょう。
外為ジャパンの基本スペック
通貨ペア
外為ジャパンで取り扱うことができる通貨ペアは以下の通りです。
取り扱うことができる通貨ペア
- 米ドル
- ユーロ
- NZドル
- 豪ドル
- カナダドル
- 南アフリカランド
- スイスフラン
このように、外為ジャパンはメジャー通貨のほかにもマイナー通貨を扱うことができますがバリエーションは非常に少ないです。
そのため、中国人民元などでハイリスク、ハイリターンのトレードを行いたい人にはお勧めできません。
次に、外為ジャパンのスプレッドについてみていきましょう。
スプレッド
(スプレッド一覧|【FX・外為】FX取引の外為ジャパン|世界とつながる、未来が広がる。)
スプレッドにおいて外為ジャパンは低水準です。
特にドル円は0.2銭と業界最低水準の0.1銭と極めて近い数値であるためお勧めです。
最低取引量が1000通貨であることから、「小ロットで取引を積み重ねて練習がてらトレードしたい人」には非常におすすめです。
スワップポイント
(スワップカレンダー|【FX・外為】FX取引の外為ジャパン|世界とつながる、未来が広がる。)
外為ジャパンのスワップポイントは以上のようになっています。
業界最低水準のFX会社と比較しても、スワップポイントが非常に高い水準ですので、長期運用をしてスワップポイントを稼ぐトレードもおすすめです。
まとめ
外為ジャパンはスプレッドにおいて低水準でスワップポイントも高い一方で、対応通貨は少ないです。
次は、これらの特徴を鑑みたうえで外為ジャパンのメリットデメリットについて見ていきましょう。
外為ジャパンのメリット
スプレッドが低い
前述したように外為ジャパンにおけるドル円のスプレッドは、業界最低値には及ばないものの、値としては非常に低いです。
そのため、スキャルピングトレードをしたい方にはおすすめです。
安心安全の信託制度
外為ジャパンには安心安全の信託保全制度があります。
そのため上の図のように、もしDMM.com証券が破綻してしまった場合でも、信託先の金融機関から受益者代理人を通じて、証拠金を返還することができます。
充実のアプリ、ソフトウェア
前述したように、外為ジャパンでは、DMM FXと同じFXのシステムを利用しているため、非常に使い勝手が良いです。
ソフトウェアは、「外為ジャパンFX PRO」「外為ジャパンFX PLUS」「発注版 プレミアチャート」「モバイル取引ツール」の4つが提供されており直感的に使いたい方から、カスタマイズしたい方まで幅広いニーズを満たすことができます。
動作環境は以下のようになっておりますので、動作環境を確認してからダウンロードしましょう。
(動作環境確認|【FX・外為】FX取引の外為ジャパン|世界とつながる、未来が広がる。)
外為ジャパンのデメリット
デメリット:
デモ口座がない
デモ口座がないことは第一の外為ジャパンのデメリットであるといえます。
なぜなら、デモ口座がなければ実際の相場観をリスクなしで体験することができないからです。
そのため、似たようなFXプラットフォームのユーザーインターフェースでデモ口座を提供しているDMM FXで実践するようにしましょう。
ただし、DMM FXのデモ口座は有効期限が3か月と決まっていてさらに、外為ジャパンとスプレッドなどスペック面で差異があります。
その点を注意し、デモトレードに臨むようにしましょう。
ロスカット基準が厳しい
外為ジャパンのロスカット基準は他社と比較して高いです。
本項では、ロスカットは何なのかという点とFX会社のロスカット基準の比較といった2点を深堀解説していきます。
ロスカットとは
ロスカットとはいわゆる”安全装置”で、決済前の損失である含み損が一定の水準に達したときに、ポジションを自動的に強制決済する仕組みのことです。
そのため、ロスカットには「投資者の財産を守る」といったメリットがある一方で、「ロスカットされた後に相場が転じた際に対処することができない」といったデメリットがあります。
ロスカット基準の比較
次にロスカット基準について見ていきましょう。
外為ジャパンFXのロスカットは、証拠金維持率が60%以下となった場合に発生します。
ちなみに、証拠金維持率は以下のようになります。
(ロスカットについて|【FX・外為】FX取引の外為ジャパン|世界とつながる、未来が広がる。)
ここで他のFX会社とロスカット基準を比較してみましょう。
会社名 | ロスカット基準 |
外為ジャパン | 証拠金維持率が60%以下となった場合 |
SBI証券 | 有効証拠金が必要証拠金の30%を切った場合 |
FXブロードネット | 有効証拠金が必要証拠金の20%を下回った場合 |
楽天証券 | 有効証拠金が必要証拠金の50%を下回った場合、自動ですべてのポジションを決済。 |
FXプライム byGMO | 個々の未決済ポジションごとにストップロスオーダーが設定され、その水準に達するとポジションごとに自動的に決済。 |
このようにFX大手他社と比較した場合、外為ジャパンのロスカット比率が高いことがわかります。
そのため、ロスカットを気にせずトレードしたい方は外為ジャパンではなくFXプライムbyGMOなどを使うようにしましょう。
どのような人におすすめ?
外為ジャパンFXではスプレッドが低くスワップポイントが高い傾向があるため、スキャルピングトレードを行うことがおすすめです。
そのため、「短期間トレードで利益を追従したい人」におすすめのFXプラットフォームとなっています。
まとめ
外為ジャパンFXは、DMM.com証券が運営しているFXプラットフォームで、「1000通貨単位からの取引が可能」、「24時間の安心サポート」、「クイック入金約340金融機関対応」、「手数料無料」といった4点に強みを持っています。
また、対応通貨は少ないもののスプレッドは低くスワップポイントも高いため、スキャルピングトレードに向いています。
ただ、デモ口座がないことやロスカット基準が高いので急に実践を行うと損失を被る可能性があります。
そのため、DMM FXなどでデモ口座を作り一度試してから注意してトレードを行うようにしましょう。