今回はトラリピのハーフ&ハーフについて答えます。
[本記事の内容:
これからトラリピで設定をつくろうと思っている方向け
- ハーフ&ハーフの仕組み
- ハーフ&ハーフのメリット・デメリット
- ハーフ&ハーフの実績と設定
トラリピのハーフ&ハーフはこれから始める方にはかなりメリットがあると思っていて、少額で広いレンジをつくれるから。
加えて含み損も抑えられるので、まずはじめに設定つくるときはハーフ&ハーフを使って組み立てると良し。
これからトラリピをはじめる方・設定づくりに困っている方はぜひじっくりとご覧ください。
※トラリピについては【損失あり】トラリピのメリット・デメリットをレビュー | 設定&実績公開で詳しく解説していますのであわせてご覧ください。

この記事を書いているぼくは、トラリピを12ヶ月以上運用して+30万円以上の結果が出ています。そんなぼくが徹底的に調べた内容を本記事で公開しています。
タップできる目次
トラリピのハーフ&ハーフとは?
ハーフ&ハーフはトラリピで使うテクニックのひとつです。
ざっくり説明すると、仕掛けるレンジの上半分は売り・下半分は買いを設定するということです。
イメージ図がわかりやすいので下記参照です。
▼ハーフ&ハーフのイメージ

例として、米ドル/円で見てみます。
- 102円から118円の想定レンジ
- 110円を起点としたハーフ&ハーフ
- 買い:102円から110円まで
- 売り:110円から118円まで

以上のようにしてハーフ&ハーフを設定します。
ハーフ&ハーフのメリット・デメリット
メリット・デメリットを解説していきます。
メリット
- 必要証拠金を抑えられる
- 想定レンジを広げられる = ロスカットのリスクを減らせる
- 含み損を抑えられる
デメリット
- レンジを抜けてしまった場合、上下に損失リスクがある
- マイナススワップ(マイナス金利)が発生する場合がある
メリット①:必要証拠金を抑えられる
ハーフ&ハーフの大きなメリットとして、必要証拠金を抑えることができます。
同じ通貨ペアでハーフ&ハーフを設定した場合、どちらか高い方の証拠金しか必要としない仕組みになっているからです。
先ほどの例で見てみると、
- 売り 110円から118円:必要証拠金額300,000円
- 買い 102円から110円:必要証拠金額350,000円 → これだけでOK
上記の場合、買い350,000円のみの証拠金で運用ができるということになります。(普通はトータルの650,000円が必要)
つまり、ハーフ&ハーフを利用することで、必要証拠金がだいたい半分くらいで済んでしまいます…!
少ない証拠金ではじめる初心者の方には、使いやすい仕組みですね。
メリット②;想定レンジを広げられる = 逸失リスクを減らせる
必要証拠金が抑えられるということはそれだけ少額でレンジを広げることができます。長期的に見ても損失が出にくく、利益がとれる設定をつくることができます。
同じ資金でハーフ&ハーフが使えなかったとすると、半分のレンジでしか運用することができません。
▼先ほどの例:ハーフ&ハーフが使えなかった場合

レンジが狭いということは損失リスクと、利益を逃してしまうリスクが高くなってしまいます…!
メリット③:含み損を抑えられる
含み損を抑えることができるのもハーフ&ハーフのメリットです。
これも先ほどの例で解説します。
まずは、ハーフ&ハーフが使えなかった場合
- 102円から118円の想定レンジ
- 買いのみ:102円から118円まで
- 1円おきに1万通貨の買い
この想定レンジの高値118円から安値102円まで下落した場合、16円幅のマイナス。つまり16万円の含み損となってしまいます。

それに対し、当初のハーフ&ハーフの設定で運用したとすると、
買いの高値は110円なので、8円幅のマイナス=8万円の含み損に抑えることができます。

ハーフ&ハーフのメリットをまとめると、
少ない証拠金で想定レンジを広げることができ含み損も抑えてくれる、ハイパー便利な仕組みなのです!
デメリット①:レンジを抜けてしまった場合、上下に損失リスクがある
仕掛けたレンジの上下に損失リスクがあるというのが、まずひとつめのデメリット。
通常の買いだけなら下抜けた場合のみ含み損になります。

ですが、ハーフ&ハーフでは上抜けた場合も下抜けた場合も含み損を抱えることになります。

デメリット②:マイナススワップが発生する場合がある
買いポジションではスワップポイントがもらえるのですが、売りポジションを持つとマイナススワップが発生します。
両方のポジションを持つ可能性があるハーフ&ハーフではマイナススワップを支払い続ける状態になってしまうこともあります。
ハーフ&ハーフで買いと売り両方を設定する以上、どちらかのレンジでは必ずマイナススワップが発生します。
ただし、高金利通貨(トルコリラ・南アランド)などを運用しなければ決済益でペイ以上できるのでそこまで気にしなくてもいいかなと思っています。
※そもそも高金利通貨ペアはレンジを作りにくいので自動売買に向いてないですね…。
※補足:「両建て」とは違います!
ハーフ&ハーフは両建てとは違いますのでご注意を。
レンジの中心から上は売り、下は買い
売りも買いも同じレンジで建てる
トラリピ:ハーフ&ハーフの実績と設定
現在、ハーフ&ハーフで運用している実際の運用実績と設定を公開します…!
【51週目の #トラリピ】
今週は+12,000円!
複数の通貨ペアで上昇に転じ、決済多め。
通貨ペアを分散させることも、売り買い方向を分散させることも大事だと実感。 pic.twitter.com/0UkUDJLiJe— のがたか (@noggylog) 2019年6月9日
ハーフ&ハーフ:設定

この設定ならハーフ&ハーフを使えば証拠金50万円で、買いも売りも100本ずつ、トラップ幅は0.001ドルで運用できます。
▼らくトラ設定用(買い)

▼らくトラ設定用(売り)

最新の設定は、【初心者向け】トラリピ設定づくり攻略 | ゼロから設定がつくれるをご覧ください。

まとめ:初心者はハーフ&ハーフを使おう!

ハーフ&ハーフを使えば必要証拠金を抑えることができますね。
デメリットはありますが、それ以上にメリットが大きい。
特に初心者はなるべく初期投資額を抑えたいと思うので、ハーフ&ハーフを使って設定することをおすすめします…!
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