今回はトラリピのレバレッジと証拠金維持率について調べてみました。
トラリピを運用していく上で、ロスカットをされないことはかなり重要な部分で、その指標としてレバレッジと証拠金維持率が必要です。
本記事では見方と考え方を解説していますのでぜひご覧ください。
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トラリピのレバレッジ・証拠金維持率

レバレッジとは、資金の何倍の取引をしているのかを示す倍率のことです。
トラリピで使われている実質レバレッジは、「自分の保有しているポジションと資金から計算される実質レバレッジ」のことを言っています。
実質レバレッジとは、「保有しているポジション、為替レート、時価残高」から導き出された、現在のレバレッジになります。
計算式:取引総代金 ÷ 時価残高
トラリピでは、価格の変動でポジションが増加、含み損が増えると実質レバレッジも高くなります。
実質レバレッジが高い状態 = ロスカットされる可能性が高くなっている(リスクが高い)
実質レバレッジと一緒に証拠金維持率もあわせて覚えておくといいですよ。
証拠金維持率がロスカット率を下回ると強制ロスカットされてしまいます。
計算式:時価残高 ÷ 証拠金必要額(内ポジション分) × 100
トラリピのロスカット率:
- 証拠金維持率100%未満なら即ロスカット
ロスカットされると損失が確定します。
証拠金維持率とレバレッジの関係は覚えておくといいですね。
▼トラリピ(最大レバレッジ25倍)の維持率とレバレッジ
- 維持率2,500%=レバレッジ1倍
- 維持率1250%=レバレッジ2倍
- 維持率500%=レバレッジ5倍
- 維持率250%=レバレッジ10倍
- 維持率100%=レバレッジ25倍
実質レバレッジ・証拠金維持率の確認方法
トラリピをはじめ多くのFX会社では実効レバレッジ・証拠金維持率は自動的に計算され口座状況に反映されていますので、安心してください。
トラリピでは自分のマイページですぐに確認することができますよ。

強制ロスカットにさせない為に
トラリピや自動売買FXで絶対に避けたいことが強制ロスカットで損失が確定してしまうこと。
強制ロスカットさせない為には以下が対策として有効です。
- 口座に多くの資金を入れる(実効レバレッジ・証拠金維持率をあげる)
- 含み損を抱えているポジションをカットする
- 注文を減らす
口座に多くの資金を入れるとリスクは低くなるものの、資金効率が悪くなります。この辺は自分の経験、状況に応じて対応したいですね。
一般的に長期投資では、レバレッジ3倍(維持率800%)以内に収めておきたいと言われています。
個人的には1,000%を目安としつつも、400~500%くらいまでは余裕を持ってみています。300%切ってきたら追加入金を含めた対応をしていきます。
レバレッジとは?
自分の元手を証拠金として、数倍~数十倍の金額で取引できます。これをレバレッジといいます。
レバレッジ取引の最大の特徴は、少ない証拠金で大きな金額で取引をすることが可能。
FXにおける最大レバレッジは25倍です。(トラリピも25倍ですね。)
レバレッジ25倍の場合
自分の元手(証拠金)=10万円
10万円×25倍=250万円
つまり、250万円までの取引が可能です。
レバレッジをかけると、自分の元手以上の大きな金額で取引することができるため、うまく使えば多くの利益を得ることができますよ。
反面、損失額が大きくなるというデメリットも持ち合わせています。
レバレッジ取引と現物取引との違い
現物取引とレバレッジ取引を比較します。
- 少額でも大きく利益を出すことができる
- 売り(ショート)でも利益を出すことができる
- 追証・強制ロスカットがある
少額でも大きく利益を出すことができる
現物取引では自分の元手までの取引しかできませんが、レバレッジ取引では自分の元手以上の取引することが可能です。
先程の例で説明してみます。
原資10万円:ドル/円(100円)と仮定
- 現物取引の場合:1,000通貨までポジションを持つことができる
- レバレッジ10倍の場合:1万通貨までポジションを持つことができる
→ 価格が1円上昇して101円になった場合
- 現物取引:101,000円となり、+1,000円の利益
- レバレッジ10倍の場合:101,000円となり、+10,000円の利益
つまり、レバレッジをかけることで、現物取引よりも多くの利益を出すことができます。
特に、自分の元手が少ない方にとっては大きく利益を出すことができる手段のひとつです。
売り(ショート)でも利益を出すことができる
レバレッジ取引の大きな特徴のひとつとして、売り(ショート)ポジションを持つことができます。
価格が落ちることを予想して売り(ショート)でポジションを持って、実際に価格が落ちれば利益を得ることができます。
下落トレンドでも売り(ショート)をすれば利益を出すことでできるのです。
特にショートの使い方は重要で、現物保有時のリスクヘッジにも使えます。
参考記事(暴落時の対策!ショートでリスクヘッジ)仮想通貨を題材にしていますが、どの商品でも同じことが言えます。
https://dagashiya-bitcoin.com/bitcoinfx_hedge
追証・強制ロスカットがある
レバレッジ取引は証拠金取引になるので、追証制度・ロスカット制度が存在します。
現物取引では、いくら価格が下がったとしても保有している枚数が変わることはありません。
レバレッジ取引では、強制ロスカットがあり決められた証拠金維持率を下回った場合、強制的に保有しているポジションが決済され、損失が確定してしまいます。
レバレッジ10倍かけていた場合、10倍の利益が出せる反面、10倍の損失になってしまう場合もあります。
そのためには、自分の資金管理・リスク管理が大事で、ハイレバレッジで取引しない・なんでもかんでもポジションを持たないなど、慣れと経験が必要です。
まとめ:トラリピのレバレッジ・証拠金維持率

今回はトラリピのレバレッジと証拠金維持率の見方と考え方を調べました。
レバレッジ取引をしていく上で、実質レバレッジと証拠金維持率は重要な指標です。
ロスカットされない為にも、常にチェックしつつ、実効レバレッジがあがってきた・証拠金維持率が下がってたら対策を検討していきましょう。
※正直な話、まずはそこまで計算式を理解しなくてもマイページに表示されていますのでその数字を見つつ対策を講じていきましょう。
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