そんな疑問に答えます。
本記事の内容:”
トラリピ(自動売買)におけるスワップ運用はどうなのか?
- スワップが高い通貨ペアを確認!
- チャートも確認してトラリピに向いているか検討
トラリピの基本的な考え方は売買差益を狙っていく投資法ですが、スワップポイントを目的とした運用は実際どうなのか?
検証していきます。
※トラリピについては【損失あり】トラリピのメリット・デメリットをレビュー | 設定&実績公開で詳しく解説していますのであわせてご覧ください。

この記事はサクッと3分程度で読むことができます。
タップできる目次
トラリピ:基本の考え方
スワップに向いているかどうかの前にトラリピの基本をおさらいしておきましょう
トラリピとは、3つの仕組み(トラップ・リピート・イフダン)を繰り返し発注する仕組みです。

仕組み自体はものすごくカンタンです。
トラリピの仕組み
- トラップ・・いくつもの注文を罠を仕掛けるようにまとめて設定
- リピート・・決済成立後、注文を何回も繰り返す
- イフダン・・「もし●円で買えたら▲円で売る」というセットの注文を設定
前述しましたが、相場の7割はレンジ相場と言われており、そのレンジ相場で価格が上下することで何度も売りと買いを繰り返して利益を得る仕組みです。
つまり、レンジ相場に向いている投資方法なのです。
大事なのでもう一度。
レンジ相場に向いている投資です。
▼ドル/円の過去5年

ドル/円の過去5年のチャートを見てみると、実際に95円〜125円の間を行ったり来たりしていることがわかります。
この間にレンジ内にトラリピを仕掛けることで利益を積み重ねていきます。
トラリピ:スワップポイントが高い通貨
トラリピで付与されるスワップは以下の通りです。

ご存知の方は多いと思いますが、スワップ投資なら、
- 「トルコリラ/円」
- 「南アランド/円」
が超高金利で有名ですね。
他に先進国で安定してスワップがもらえる
- 「豪ドル/円」
- 「NZドル/円」
なども選択肢としてあがります。
高金利通貨のチャートを確認
先ほどもお話したとおり、トラリピに適した相場はレンジ相場でした。
高金利通貨のチャートを確認してみます。
▼トルコリラ/円

どう見ても右肩下がりのチャートですね。レンジ相場とは程遠い。
▼南アランド/円

レンジ相場な感じもありますが全体的に安値を切り下げていますね。同時に上げ幅・下げ幅がかなり大きいですね。
▼豪ドル/円

レンジ相場と言えそうですが安値は切り下げています。
▼NZドル/円

こちらもレンジ相場ですが安値切り下げ傾向です。
以上のように、高金利通貨(トルコリラ・南アランド)は値動きも激しくレンジ相場になっていないことが事実。
これにトラリピで設定を組んでも注文に指さらない、もしくは注文がずっと約定されず含み損が溜まっていくという状況に陥りやすいと言えます。
スワップ運用にはおすすめしない理由
さらにトラリピは自動売買になるので、せっかく安値で仕込めたポジションを価格上昇と同時に決済してしまいます。
含み益も出しつつスワップポイントがもらえるポジションでも解消されてしまうのでスワップ狙いとしては旨味がありません…。
なので、スワップ運用だけをするなら自動売買を使わないほうがいいというぼくとしての結論です。
※もちろん、トラリピ以外でスワップ運用は投資としてはありだと思っています。
トラリピで狙うべきは売買差益
トラリピで狙うべきはスワップポイントではなく売買差益です。
ぼくは運用して10ヶ月以上経ちました。運用している通貨ペアはNZD/USDなどで、どの場面でも(売りでも買いでも)マイナススワップが発生しています。

このように毎日マイナススワップが発生していますが、トータルでは+10万円にまでなっています…!
マイナススワップ以上に売買差益が伸びていますね。
この結果からもトラリピでスワップ狙いの運用は非推奨と言えます。
まとめ:トラリピのスワップ運用

今回はトラリピでのスワップ運用の是非について解説しました。
ぼく個人としてはトラリピでスワップは非推奨。スワップ運用するなら自動売買ではなく普通に買って保有しておけばOK。
トラリピではしっかり設定を組んで売買差益を狙っていきましょう…!
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