今回はトラリピで新しい通貨ペアのメキシコペソ円(MXN/JPY)の設定を解説していきます。
本記事の内容:
- 資金20万円・メキシコペソ円(MXN/JPY)の設定
- 設定の考え方・運用方針を解説
※本記事を書いているぼくはトラリピで12ヶ月程度運用して、一度もロスカットになっていませんので、ある程度はリスク・資金管理ができていると思いますm(__)m
トラリピのことをもっと知りたい方は、【損失あり】トラリピのメリット・デメリットをレビュー | 設定&実績公開で、最新の実績も含めて解説していますのでご覧ください。

今回は運用開始したトラリピの設定とその考え方を紹介します。
タップできる目次
トラリピ:メキシコペソ円(MXN/JPY)設定
通貨ペアは、メキシコペソ円(MXN/JPY)で運用します。
▼現在の設定

運用資金:20万円(参考)
通貨ペア:メキシコペソ円(MXN/JPY)
- 買いトラリピ範囲:4.8〜6.0円(本数:21本)
- トラップ値幅:0.06円
- 1万通貨
- 決済トレールあり:600円以上の利益
- ストップロス(損切り)設定:なし
以下でなぜこの通貨ペア、レンジにしているか説明します。
トラリピ:設定の考え方
設定自体はカンタンですが、この設定で運用した理由を解説します。
設定の考え方(通貨ペア)の選び方
- 過去5〜10年のチャートを確認
- 買いなら高いスワップポイントがもらえる
- 通貨の価格が安い
こんな考え方で設定をしています。
過去5〜10年のチャートを確認
メキシコペソの史上最安値は4.87円。これは2016年11月のトランプ大統領当選によるものです…。(国境の壁建設費用負担・NAFTA再交渉などが要因と言われています。)
最高値は、1995年の20.68円となっています。(メキシコが相場変動制に移行したあとの最高値)
覚えておいて欲しいのは、相場変動制に移行してから最高値を更新していない=メキシコペソはずっと右肩下がりの通貨であるということです。
POINT!
メキシコは1994年まで政府間で為替レートを決定する「固定相場制」という制度でした。
1994年に国内政治が不安定となり通貨危機を招いたことで、市場価値で変動する「相場変動制」に移行しています。
スワップ投資で参考にすべき高値は「相場変動制後」ということになります。

とはいえ、近年は低下傾向も落ち着き、徐々にレンジ相場になってきています。
▼メキシコペソ円(MXN/JPY)直近5年

過去10年だけで見ると5円~8円のレンジ相場、特に2018年は変動幅0.90円(5.27円~6.17円)と小さく安定していた値動きになってきている様子です。
レンジ相場 = トラリピに向いた相場と言えますね…!
買いなら高いスワップポイントがもらえる
もともとメキシコペソは高金利が特長でして、スワップ投資家には好まれている通貨です。
前述したとおり、直近では安定した推移をしているので売買差損も発生しづらい状況なので。
トラリピの買いスワップは11円(2019年5月26日)
他のFX会社と比較すると決して高いとは言えません。ですがスワップポイントとしっかり売買差益が出せれば問題ないかなあと思います。

(参考):他の高金利通貨はどうなの?
高金利通貨三本柱と呼ばれる「トルコリラ」「南アランド」「メキシコペソ」の三種類があります。
新興国通貨の中でメキシコペソを選ぶべき理由は以下の3つ。
- 通貨価値が安定している
- 比較的高い利回りが見込める
- 国の信用度が高い
特に注意してほしいのが、スワップポイントの高さだけで選ぶと損をしてしまう可能性が高い点…。
スワップ投資対象の通貨を選ぶときに、最も重要視すべきなのは通貨価値の安定感だと考えています。
2018年の各通貨の実績を基に、通貨価値の安定感の重要性を確認してみます。
▼2018年に1万通貨保有した場合の投資成績
通貨 | 評価損益 | 年間スワップ | 合計 |
トルコリラ | -8.22万 | +4.38万 | -3.84万 |
南アランド | -1.01万 | +0.52万 | -0.49万 |
メキシコペソ | -0.17万 | +0.66万 | +0.49万 |
(評価損益:2018年1月~12月の為替レートより算出)
2018年に1万通貨保有してスワップ利益が見込めたのは「メキシコペソ」のみです。
トルコリラ・南アランドは、通貨の下落によりスワップより含み損が大きくなっており、逆に損をする結果に…。
この結果からもメキシコペソの通貨価値が安定していると判断できますね。
高金利通貨の中でメキシコペソを選ぶ理由は、スワップ投資におすすめの高金利3通貨を徹底比較!で詳しく解説していますので合わせてご確認ください。
https://dagashiya-bitcoin.com/swap_osusume
通貨の価格が安い
単純に価格の安い通貨を選ぶことで、必要証拠金(資金量)が少なくて済みます。
つまり、価格の高い通貨よりも価格の安い通貨の方が、同じ資金量でも多くの本数を持つことができます。
- メキシコペソ円(MXN/JPY)= 5.5円程度
必要証拠金が少ないほど、資金管理もしやすいのでこの辺は要確認ですね。
ここまでのまとめ
レンジ相場をつくっていて、買いでは高いスワップ、通貨の価格が安いということになります。
今回の設定の運用方針
つづいて、今回運用するメキシコペソ円(MXN/JPY)の運用方針としては以下のことを考えています。
- 運用期間:長期(基本的にやめない)
- 想定レンジ:4.8〜6.0円の1.2円幅
- トラップ値幅:0.06円
運用期間:長期
FX自動売買で推奨されている長期運用をします。基本やめません。
想定レンジ:1.2円の幅
リーマンショック後からの10年では5~8円程度、さらに直近では狭いレンジ相場を形成していますので、それにあわせてレンジを想定しています。
高金利通貨は暴落することが約束されているので、過去最安値は当たり前におさえていて、運用しながら決済益やスワップが貯まっていくのでさらにロスカット値は低くなる想定。
また、レンジを上抜けした場合は、そのときに設定を組み直せばいいかなと思っています。
トラップ値幅
- トラップ値幅:0.06円
今回、運用資金を20万円と設定しているので、0.06円幅となっています。
今後利益が積み重なって資金が増えた段階で、本数を増やすということも考えています。
※すでに他の4通貨ペアを運用していて、トータルの証拠金は200万円あるので余裕はあります。
さらに、もしものときに余剰資金を確保しています。
基本的に絶対にロスカットさせない。
決済トレール:あり
決済トレールがあるからトラリピを使っているようなものです。笑
もちろん、ありですね。大きく相場が動いたときには力を発揮し、利益を最大化してくれます。
決済トレールは、【利益最大化】トラリピで決済トレールを設定する理由をまとめてみたで解説していますのであわせてご覧ください。

ストップロス設定:なし
トラリピの勝ちパターンとしては、2つ。
トラリピの勝ちパターン
- 狭いレンジで損切り設定を早めに入れる
- レンジを広くとってどこまでも耐えていく
で、今回は2つ目のレンジを広くとって耐えていく方針で運用していますので、ストップロス設定はしません。
>>絶対に失敗しない!トラリピで勝てない理由は3つ。その対策も解説する

ということで、この設定で運用しています!
運用実績は毎週報告していきますね。
まとめ:メキシコペソ円(MXN/JPY)

今回は、運用を開始したメキシコペソ円(MXN/JPY)の設定とその考え方を解説しました。
ぼくの考えがすべてではないですが、こういったことを考えて設定してるんだと参考にしていただければと。
※この設定と同じにして頂いても全く問題ありません!が、個人によって状況が違うのでしっかり検討してください。
他の通貨ペアを運用していて証拠金は200万円程度あります。さらにロスカットに近くなったら追加入金する余力も残しています。
トラリピは一度設定をしてしまえばあとは基本的になにもすることがありません。
ですが今回の設定は常に改良をしていくイメージで運用していきます。
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